B型思考の食と健康ラボ ーときどき脱線します。ー

B型薬剤師がつい深掘りしてしまう、食と体の話。

授乳中の咳で肋骨骨折|妊娠授乳関連骨粗鬆症の実話


こんにちは。yugiriです。

これは2024年のゴールデンウィークに起きた、痛くて笑えない昔話です。

出産を終え、授乳もそろそろ終了しようかなと考えていた次男2歳の次節。体力もまぁまぁ戻ってきたかな…と思っていた矢先、長男の肘肋骨が折れました

咳から始まった骨の違和感

GW直前、少し風邪気味かな?という体調の変化がありました。発熱はすぐにおさまり、「軽い風邪かな」と思って過ごしていたのですが、咳だけがどんどん悪化。

GW前半には咳が激しくなり、胸の奥が痛むような感覚が出てきました。「骨が痛い?」と思い始めた頃には、すでにGWに突入していて、医療機関の選択肢も限られていました。

GWの間の平日(たしか5月2日頃)、整形外科を受診。レントゲンでは異常なし。「骨に異常がある可能性もある」と言われ、様子を見ることに。

肋骨骨折、その瞬間と対応

GW後半、2024年5月4日。長男が甘えて飛びついてきたとき——脇腹に肘がピンポイントでヒット。その瞬間、ビキッという感触と激痛。

  • 呼吸するたびに痛みと軋む感覚
  • 肋骨サポーターは祝日で手に入らず
  • 旦那の腰用コルセットでなんとか固定して凌ぐ

GW明けに再受診すると、レントゲンに肋骨骨折線が2本くっきり。保存療法(固定と鎮痛)での治療が始まりました。

骨密度の“予兆”は1年前に

思い返すと、次男を出産した翌年の骨密度検査で「正常値ギリギリ未満」と指摘されていたことを思い出しました。あの時点で、既に骨が弱っていたんですね…。知識はあっても、実感は今になってやっとです。

妊娠授乳関連骨粗鬆症PLOP)とは?

産後に骨折?と思われるかもしれませんが、実は「妊娠授乳関連骨粗鬆症PLOP)」という病態が存在します。

妊娠・授乳期には骨密度が一時的に低下し、くしゃみや軽い衝突、咳などでも骨折することがあります。

以下の表で、PLOPが起こるしくみをまとめました。

項目 説明
妊娠中のカルシウム消費 胎児の骨づくりに母体のカルシウムが使われ、一時的に骨が弱くなる
授乳によるカルシウム喪失 母乳を作るために母体からカルシウムが継続的に供給される
女性ホルモンの低下 月経の再開が遅れることでエストロゲンの分泌が少なくなり、骨形成力が弱まる
骨折のきっかけ 咳・くしゃみ・軽い衝突など、日常の小さな衝撃でも骨折につながる可能性がある
発症頻度(参考値) 兵庫県の報告では、出産経験者 約7,000人に1人が骨折(PLOPによる)
注意点 自覚しづらく、画像診断で見逃されることも。痛みが続く場合は再受診を

 

この経験が運動の見直しに

実はこの骨折事件の1年ほど前、コロナ禍で家族がトランポリンを始めていたんです。私は見ているだけだったのですが、骨折をきっかけに「跳ぶことって骨にいいのでは?」と調べてみたら、骨粗鬆症予防にジャンプ運動が有効という情報にたどり着きました。

それ以来、私もトランポリンを少しずつ飛ぶようになりました。B型的直感だったかもしれませんが、ちゃんと根拠があったみたいです。

こうなってほしくない皆様へ

この骨折のせいで、しばらくは

  • 子どもを抱っこできない
  • 買い物カゴに重たい調味料が入ると持ち上げられない

など、日常がとても不自由でした。まだ5歳と2歳の我が子を抱っこしてあげられなかったのは本当に悲しかったです。健康であることのありがたさを、身をもって感じました。

同じような経験をしてほしくないので、ここに自分メモとしての予防ポイントを共有します。

  • カルシウムとビタミンDをしっかり摂る
  • 定期的な骨密度検査を意識する
  • 跳ぶ運動(トランポリンなど)をゆるく継続する
  • 40代以降の骨との付き合い方を見直す

整形外科以外でも骨密度検査は受けられる

「骨密度検査=整形外科」と思われがちですが、実はもっと気軽に受けられる場所もあります。

  • ドラッグストアや薬局の健康イベント:無料や低価格で骨密度測定が行われることも
  • 自治体主催の健康フェア:保健センターやイベント会場で簡易測定を受けられる
  • 産婦人科や一部内科クリニック:女性ホルモンの変化に着目し、超音波式の測定が可能

検索してみると、意外と地域で開催されている骨密度測定イベントが見つかることもあります。 「骨密度 測定会+地域名」などで調べてみると、イオンモールなど大型施設でも実施例があることに驚かれるかもしれません。

若いからといって油断できない

骨粗鬆症は「高齢者の病気」と思われがちですが、実は若い女性にも増えていることが報告されています。

  • 過度なダイエットによる栄養不足
  • 月経不順や無月経によるエストロゲンの低下
  • 運動不足による骨への刺激不足

特に20代で骨量のピークを迎えるため、それまでに骨を育てておくことが重要です。

「若いから大丈夫」ではなく、今の生活習慣が将来の骨折リスクを左右するかもしれない、という視点で見直すことが大切です。

骨密度検査って、こんなに大きな機械!?

私が骨密度を測ったのは整形外科。診察室に入った瞬間、「……え、機械でかっ」と驚いたのを覚えています。

使われていたのは「DEXA(デキサ)」と呼ばれる骨密度測定装置。X線を使って腰椎や大腿骨を高精度で測定する専用の大型機械でした。

ちなみに産後だったので私はこの検査を受けましたが、妊娠中あるいは妊娠の可能性がある方はこの検査は避ける必要があります。

DEXA(デキサ)イメージ画像。ここに人が横になります。でかい。

簡易的なイベント測定器とは異なり、本格的な検査になるとこのような装置が使われることもあるんです。

産婦人科で骨密度は相談できることも

整形外科に行かずとも、産婦人科で骨密度を測定できるケースもあります

  • エコー(超音波)で骨密度を測ってくれるクリニックも有
  • 女性ホルモンとの関係性も踏まえ、婦人科医からのアドバイスを受けられることも

整形外科へ行く前の相談窓口として、産婦人科に通われている方はまずこちらに相談してみるのもアリかと思います。

測定イベントも意外と身近に

骨密度測定イベントは、イオンモールなどの大型ショッピング施設や、地域の保健センターなどでも開催されていることがあります。

検索ワードの例:

  • 「骨密度 測定会 + 地域名」
  • 骨粗鬆症 イベント + イオン」
  • 「健康フェア 骨検査」

私も今回の経験がなければ、こんなにも骨密度のことを深く考えることはなかったと思います。

参考文献

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